ご覧いただきありがとうございます🍇
ブルーベリーもほとんど落葉してしまいました🍂
樹形や花芽がハッキリと分かるようになったので、実際にブルーベリー冬の剪定をやっていきましょう✂
今回はブルーベリーの冬剪定をやったことがない人に向けて、
- 剪定を行わないとブルーベリーはどうなるのか?
- 冬剪定を行う目的
- 冬剪定で切るべき枝
について共有します。
夏に大きくなったブルーベリーを切るのに躊躇している方に、剪定を行うメリットが伝われば幸いです。
ブルーベリーの冬剪定は木の生長と質の良い果実を楽しむための必須作業です😆
冬・夏の剪定を行わなかったブルーベリーは暴れ放題
早速ですが、こちらをご覧ください。
全く剪定をしないとどうなるか知りたくて、購入後一度も剪定をしなかったバルドウィンの木です。
徒長枝が伸びて、いたるところから花芽が出てきています。
葉がないとそうでもないですが、徒長枝のせいでバランスが悪く自身の重さと少しの風で倒れてしまい管理が大変だった記憶があります。
実際他の鉢ですが、倒れて枝が折れてしまいました💦
こちらが夏の青々としたバルドウィンくんです。
枝が暴れ放題で非常にバランスが悪いです。
こういう点でも鉢栽培では、夏や冬に行う剪定は重要な作業ということが分かります。
欲張って実も採ろうと考えていましたが、よく考えると2本用意しないとラビットアイは実着きが悪くなってしまうことを失念していました。
結果はお察しです💦
ブルーベリーの冬剪定を行う目的は実の収穫量と木の生長のバランス調整
ブルーベリーの冬剪定を行う目的は次の通りです。
- 実が出来る量をコントロールして、木の生長にも栄養を振り分ける
- 実が出来る量をコントロールして、実1つ1つの大きさを大きくする
- 徒長した枝やひこばえを切って、樹形を整える
剪定を行う冬の木の状態はというと、落葉して枝に次の春に花が咲く花芽が着いています。
この時期に剪定を行うメリットは、葉がないことで枝や花芽の状態がハッキリと分かることです。
葉が付いてる時期でも問題ないのですが、確認するために邪魔な葉がないので作業がはかどります。
花芽はこのままにしておけば、花が咲いて受粉してブルーベリーの実が着きます。
だったらそのままにしておけば良くない?
と思うかもしれませんが、あまり実を着けすぎてしまうと発生するデメリットもあります。
実ばかりに栄養が集中してしまい、ブルーベリーの木そのものの生長力が落ちてしまう場合があるためです。
木が生長しないと新しい枝を出さなくなってしまい、翌年以降の実着きが悪くなります。
花芽は新しい枝の先に発生します。
新しい枝が出来ないと花が咲いた年はたくさん実が採れますが、翌年に全然収穫が出来なくなるため、また1年待たなければなりません。
木を大きくしつつ、継続的に実が採れるようにコントロールしてあげましょう。
また、実の量を調整するメリットがもう1つあります。
それは、実の1つ1つが大きくできる可能性があることです。
実がたくさん着くとそれぞれに栄養を分け与えなければなりません。
ブルーベリーが栄養を吸い上げる力は木によって限界があるので、肥料をたくさん与えれば全部の実に栄養が行きわたるわけではないのです。
花芽の量を調整することで、1つ1つの実を大きくすることができます。
せっかく自分で栽培するので、スペシャルなブルーベリーを収穫して食べたいですよね?
また、夏剪定に通じるところもありますが、夏剪定後にも木は生長を続けます。
夏剪定についてはこちらをご覧ください。
夏剪定で徒長した枝の切り戻し作業を行っていますが、剪定後も枝を伸ばすので再度調整が必要になります。
木の株元からひこばえ(サッカー)がまた生えてくる場合もあるので、主軸に更新の必要がなければひこばえも剪定します。
樹形を管理しないと、先述のバルドウィンの様にバランスが悪くなってしまい鉢が倒れてしまったり、木の管理や収穫がしづらくなってしまったり、質の良い実がとれなくなったりとデメリットも多いです。
切るべき枝は、枯れこんだ枝・細々とした枝・花芽が着きすぎた枝など
では実際に剪定をしていきます。
どんな枝を切れば良いのかというと下のような枝を参考にしてください。
- 樹形から大きく外れた枝
- 木の中心部で込み合った枝
- 花芽も葉芽も付いていない枯れこんだ枝
- 花芽は着いているけど細々とした枝
- 花芽がたくさん着いた枝
1・2の枝については夏剪定の時と同じ基準で剪定しているので夏剪定の記事を参考にしてください。
3・4・5について説明していきます。
花芽も葉芽も付いていない枯れこんだ枝
この枝は前年に実を着けていた枝です。
問答無用で切ってしまいましょう。
このタイプの枝は夏剪定で落としてしまっている場合が多いのですが、夏剪定を行ったあとに秋から冬にかけて高温や低温、害虫による食害などで新たに枯れた枝が発生している場合があります。
枯れこんだ部分は、花が着くことも新しい枝が生えてくることもありません。
枯れこんでいない箇所からか、枝の元から切ってあげます。
花芽は着いているけど細々とした枝
このタイプの枝はそのままにしておくと春に花が咲き、受粉して実ができます。
しかし枝が細々しているため、着いた実が大きくなりにくいです。
枝から実に栄養を吸い上げる力が弱いからと考えます。
着けさせる実を少なく管理した方が、品種にもよりますが実が大きくなる傾向にあります。
このため主軸となる枝についている花芽に栄養を回してあげた方が、大きな実を楽しむことができます。
実を着けさせる枝を選んでそこに栄養を集中させてあげるため、花芽の着いた細々とした枝も根元から切ってしまいます。
花芽がたくさん着いた枝
このタイプは枝が太く長く、枝自体はしっかりとしています。
そのため花芽もたくさん着いており、春になるとたくさんの花が咲いて最終的には実が着きます。
そのままにしておいても良いですが、実がたくさん着くとその分1つあたりの実が小さくなる傾向にあります。
そのため、実を大きくしたければ花芽が着いた箇所の1/3から半分程度を切り戻して、実が着く量を調整してあげましょう。
この管理方法についても1つ1つの実を大きくすることが目的です。
まとめ:冬剪定を行い継続的にブルーベリーの生長を楽しむ🤤
今回はブルーベリーの冬剪定について共有しました。
冬剪定はブルーベリー栽培の中でも最も重要な作業の1つです。
まず、剪定作業自体は夏も冬も行います。
鉢栽培で剪定作業を行わないと、鉢の樹形が暴れて自身の重さや少しの風で鉢が倒れ、木を折ってしまう場合があります。
そのため鉢栽培では、剪定して樹形を管理することが露地栽培より重要です。
ブルーベリーの冬剪定を行う目的は実の収穫量と木の生長のバランス調整
次に冬剪定についてですが、冬剪定は、
- 実が出来る量をコントロールして、木の生長にも栄養を振り分ける
- 実が出来る量をコントロールして、実1つ1つの大きさを大きくする
- 徒長した枝やひこばえを切って、樹形を整える
この3つの目的で行います。
冬の時期に剪定を行うメリットは、葉がないことで枝や花芽の状態がハッキリと分かり剪定作業がしやすいです。
実が着く量を調整して木の生長や実1つ1つに栄養を振り分けると同時に、樹形を管理して木を管理しやすくします。
冬剪定の時に切るべき枝は、次のような枝を参考にしてください。
- 樹形から大きく外れた枝
- 木の中心部で込み合った枝
- 花芽も葉芽も着いていない枯れこんだ枝
- 花芽は着いているけど細々とした枝
- 花芽がたくさん着いた枝
夏剪定でも一部同様の剪定は行いますが、花芽が着いている時期だからこそ出来る剪定作業もあります。
花芽も葉芽も着いておらず枯れた枝は、来年以降実が着くことも新しい枝を伸ばすこともないので、切ってしまいましょう。
また、花芽が着いている場合でも実が着く量を調整する必要があるので、先端に花芽の着いた細々とした枝や、逆にたくさんの花芽が着きすぎてしまった太くて長い枝の一部も冬剪定で落とすべき枝の対象になります。
今年も冬剪定を実施しました。
葉が落ちた状態で昨年の比べると、1年でとても大きくなったなというのが感想です😊
あと半年で実が楽しめると思うと寒い中での剪定作業も楽しくできました。
いよいよ、自分の栽培の成果が試されるときです。
どれだけの量の実が採れるのでしょうか🤤
剪定で花芽を落とすときに、欲が出てしまい花芽を落とすことをかなり躊躇してしまいました。
来年実を採って栽培が終わるわけではないと自分に言い聞かせて泣く泣く落とした花芽もあります😭
今回残した花芽でどれぐらいの実が採れるかを確認するのも良い経験になるとプラスに考えます。
それでは皆さんもブルーベリー栽培を楽しんでください👋
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