ご覧いただきありがとうございます🍇
インスタで、新しい苗木を購入したことを投稿しました。
ずっとポットのままだと、倒れてしまいそうなので鉢に植え替えてあげます。
ただし通常の植え替えだと面白くないので、今回は少し実験をしてみます。
今回共有したいことは、
- 寒肥を”マグァンプK”にするとどうなるか?
- 花芽を手で摘み取ってしまうとどうなるか?
を購入したブルーベリーを使って検証していきたいと思います。
長期で検証していくので結果については今後確認していきます。
ブルーベリーの鉢栽培で寒肥の与え方と花芽の落とし方で遊んでみた
用土のブレンドはピートモスと鹿沼土を1:1で配合
今回のメインの作業は、ポットのブルーベリーを鉢に植え替える作業です。
用土のブレンドはこちらの鉢増し作業の時の記事をご覧ください。
記事の内容と同様に、ピートモスと鹿沼土を1:1でブレンドしています。
植え替えのタイミングで寒肥としてマグァンプKを与える理由
今回の植え替えの際に、用土に肥料を混ぜて寒肥を与えておきます。
寒肥とは、元肥ともいい春に出てくるブルーベリーの新梢や実の生長に必要な栄養を与えるために施します。
ちなみに、今まで「かんぴ」と呼んでいましたが「かんごえ」が正解のようです。
間違って記載をしていたら申し訳ございません🙇♂️
昨年の作業記事はこちらからご覧ください。
昨年の寒肥は油かすを使用して、春先に施していました。
今回は用土に混ぜ込むため、鉢への植え替えのタイミングで寒肥を施します。
与える肥料も今回は変更してみます。
ご存知?マグァンプKです。
ご存じない方はこちらからどうぞ。
マグァンプKをチョイスした理由は、昨年クロロシスが発生したためです。
クロロシスとはブルーベリーの葉にみられる生理障害です。
特定の養分が少なかったり多かったりする場合に葉が黄色や白に変色します。
昨年、この症状がブルーベリーの葉に出てしまいました。
クロロシスが発生した際の記事はこちらからご覧ください。
クロロシスが発生した原因として、鉄もしくはマグネシウムが不足していることが原因の1つとしてあげられました。
昨年は対処的にマグネシウムを含んだブルーベリー専用の化成肥料を後から追肥で与えました。
この肥料を寒肥で与えた後、同様の化成肥料を与えてクロロシスが発生するのかモニタリングして寒肥の効果を確認してみましょう。
マグァンプKの利用方法ですが、土に混ぜ込むだけなので簡単でした。
使用する鉢は8号の菊鉢を使用します。
8号菊鉢の容量は5.1リットルだそうです。
用土の量は3鉢で15リットルといったところでしょうか?
マグァンプKの袋を見てみると、
5号の鉢で8gと記載があります。
5号鉢の容量は、1.2リットルとのことでした。
1つの8号菊鉢につき何グラムになるか計算すると次の通りです。
ついでによく使う9・10号の鉢についても計算をしておきました。
鉢のサイズ(号) | 鉢の容量(リットル) | マグァンプKの量(グラム) |
---|---|---|
5 | 1.2 | 8 |
8 | 5.1 | 34 |
9 | 7.3 | 48 |
10 | 8.4 | 56 |
今回のケースだと、3鉢で102gのマグァンプKが必要なります。
計量して、ブレンドした用土に混ぜ込みましょう。
あとは通常の鉢替えと同様の方法で、ポットから木を植え替えてあげます。
剪定のかわりに花芽を摘んだときに考えられるブルーベリー反応3パターン
先日冬剪定の記事を書きました。
良かったらこちらもご覧ください。
今回買ってきた木にもすでに花芽が着いていました。
昨年購入した木もそうでしたが、購入した年の木は実を着けさせない方針です。
理由は、木の生長に栄養を集中させたいからです。
花芽があると、そのうち花が咲いて実が出来てしまい実に栄養が行ってしまいます。
この鉢の花芽も落としてあげましょう。
いままでの方法であれば、剪定をして花芽部分を全部切り戻すか不要な枝ごと落としてあげます。
ここで気になるのは、枝を切り戻すことで木のサイズが小さくなってしまうことと、枝の数が少なくなってしまうことです。
木の最大化を狙うならあまり枝を短く、枝の数を少なくしたくないです。
枝の数を少なくすると、春以降出てくる葉の数も少なくなってしまいます。
葉は光合成により、栄養を生み出し根に送ります。
また、蒸散といって葉の表面から水を蒸発させて葉の表面温度や水分量などを調整するのですが、蒸発して減った水はというと、今度は根から吸い上げます。
葉の数が多くなり蒸散する水分量が大きくなるにつれ、木が水を吸い上げる水の量も大きくなると考えました。
水に溶けた肥料分の利用効率も高まるはずです。
光合成をする点でも、葉の数を多くして水分をその分供給してあげると木の生長を最大化できるのでは?
いっぱい食べていっぱい出す。
健康的ですね😅
こんな筋肉理論を購入1年目の木に対して検証してみます。
しかし、剪定せずにどうやって剪定せずに花芽を落としましょうか?
実を着けさせなければいいので、この段階で花芽を摘み取る方法はどうか?という考えに至りました。
剪定せずに花芽を摘み取った場合は、ブルーベリーは次の状態になると仮定しました。
- 枝の花芽を摘んだところの下から新梢が伸てくる
- 実が着かないと木が判断して枝の先端から新しい枝が伸る
- 枝そのものが枯れる
枝の花芽を摘んだところの下から新梢が伸てくる
この状態が一番現実できでしょうか?
花芽のついた枝を剪定した場合でも、剪定した部分より下の箇所の葉芽から新梢が伸びてきます。
花芽を摘み取ったところで、同じ反応をするのであれば花芽を摘み取るメリットはあまりないです。
実が着かないと木が判断して枝の先端から新しい枝が伸びる
期待したいのは花芽より先端部分の枝の先から新梢が伸びてくるパターンです。
木の最大化を狙う場合、今ある枝の先から新しい枝が伸びることができれば大成功です。
剪定しなかった分、下駄をはかせることができます。
この反応であれば、花芽を摘み取るメリットは十分にあると考えます。
枝そのものが枯れる
理由は思いつきませんが、花芽を摘み取ってしまうことで枝そのものがダメになってしまうパターンです。
枝の本数が減ってしまうので一番避けなければいけません。
この反応をするのであれば、やってはいけない作業になります。
実際にどの反応を示すかは、やってみてのお楽しみですが、とりあえず花芽を摘み取っていきます。
枝の上の方から、枝をつまんで下に滑らせることで、ポロポロと花芽が落ちます。
葉が着いてる場合は一緒に葉が落ちますが、来年また生えてくるので気にしなくても良いです。
ほっておいても葉は勝手に落ちていきます。
まとめ:鉢植えブルーベリーは寒肥と剪定方法を変えて木を大きくする
今回は、新しく購入したブルーベリー苗木を鉢に植え替えを行いました。
ただし通常の植え替えではなく、
- 寒肥に「マグァンプK」を使う
- 花芽を剪定ではなく、手で摘み取ってしまう
といった、思いつき栽培方法で遊んでみました。
用土にはピートモスと鹿沼土を1:1でブレンドし、さらにマグァンプKを鉢に植え替える際に混ぜ込んでいます。
寒肥は春の新梢や実の成長に必要な栄養を木に与えるために行います。
今回は「マグァンプK」を選びました。
昨年の経験から、クロロシス(葉の黄変)が発生し、その原因の一つが鉄やマグネシウムの不足だったことが理由です。
花芽の摘み取りも実験の一環で、購入した木にはすでに花芽がついていました。
通常は剪定で花芽を取り除きますが、今回は剪定をせずに手で摘み取ってみます。
花芽を摘み取ることによって、
- 剪定時の同じ反応を示して花芽の下から新梢が伸びる
- 実がつかないと木が判断し枝の先端から新梢が伸びる
- 花芽を摘んだ枝そのものが枯れてしまう
いずれかの、もしくは全然違う反応を示すか検証をこれから行います。
今回の検証の結果は、今後のブログやインスタの投稿でお知らせしますので、お楽しみに?お待ちください。
皆さんに寒肥に与える肥料の選定や花芽の落とし方についての、ブルーベリー栽培に役立つ情報を共有できる結果になればよいなと考えます。
それでは皆さんもブルーベリー栽培を楽しんでください👋
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