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今年も12月になり、前回はさつまいも栽培の1年間を振り返りました。
ブルーベリー栽培も作業が落ち着いているので、栽培2年目の作業を振り返ります。
実施した作業を、時系列順にまとめました😀
自分は鉢栽培しかやっていません。
作業内容は鉢栽培のものになるので、露地栽培されている方は少し違った管理が必要になります。
今年の作業の流れはざっくり下の通りです。
- 寒肥とマルチング(3月)
- 初夏の追肥(5月)
- 夏剪定(7月)
- マルチング材の補充とお礼肥(8月)
- 鉢増し(11月)
今からブルーベリー栽培を始める方が、作業計画をイメージしやすくなれば幸いです。
ブルーベリー栽培に必要な作業はそんなに多くない
ブルーベリーを枯らさないために必要な5つのポイント
ブルーベリーを枯らさないよう大きく育てるためには、次の5つのポイントが重要だと考えます。
- 水やり
- 施肥
- マルチング
- 剪定
- 鉢替え
あくまで素人考えですが。
- 水やり・マルチングは枯らさないための作業
- 施肥・剪定は大きくするための作業
- 鉢替えはその両方
という位置づけで考えています。
水やりは忘れずに行うのが前提として、その他の4つの作業についてまとめました。
細かくすれば、たくさんやることがあると突っ込まれてしまいますが、最悪枯らさないように栽培するポイントに絞ってご紹介します。
木の生長と花を咲かせるための寒肥と乾燥防止のマルチング(3月)
年間の作業で最初に行うのは、施肥(寒肥)とマルチングです。
寒肥はブルーベリーが枝を伸ばし、花を咲かせるための養分を与える作業です。
ブルーベリーは冬の間休眠しています。
暖かくなってくると新梢を出し始め、花を咲かせます。
そのための養分を3月に与えます。
与える肥料は有機肥料がおすすめです。
自分は油かすを与えました。
油かすを与える理由は緩効性(ゆっくりと効果が出るタイプ)の肥料だからです。
人も寝起きに重たい食事は摂れませんからね。
マルチングは乾燥に弱いブルーベリーの根を乾燥から守るための作業です。
暖かくなってくると、用土が乾燥してきます。
鉢栽培では、露地栽培と比べて土が乾きやすいです。
ブルーベリーは乾燥に弱いので、乾燥から守ってあげる必要があります。
最近は春から一気に暑くなりますからね。。。
そのために、マルチングといって用土の上に乾燥防止のための資材を敷いてあげます。
ピートモスだったり、バークチップだったりしますが、今年はバークたい肥を敷きました。
理由は安く手に入ったからです。
来シーズンはピートモスがたくさんあるので、それを使う予定です。
選んだ資材や作業内容はこちらをご覧ください。
ブルーベリーの実を大きくするのに必要な初夏の追肥(5月)
今年は実を着けさせませんでしたが、花が咲き実を着け始めてきたら、また肥料をあげます。
この追肥では、実を大きくすること、新しい枝を伸ばすことが目的です。
ブルーベリーがドンドン養分を吸収していくため、速効性の肥料を与えます。
緩効性の肥料では、ブルーベリーの要求に追いつかないからです。
今年は実を着けさせなかったので、余っていた油かすを使用しました。
選んだ肥料、与え方はこちらを参考にしてください。
樹形の管理と来年の結実を決める夏剪定(7月)
夏に向けて暑くなってくると、ブルーベリーもドンドンと枝を伸ばしてきます。
枝をいくらでも増やせばいいと言うものでもなく、剪定を行いある程度管理してあげる必要があります。
夏に剪定を行う目的は、
- ブルーベリーの収穫量を増やす
- 樹形を整え管理しやすくする
その年に実を着けた枝は、実が終わってしまうとそのまま枯れてしまいます。
そのままではもったいないです。
夏の間ブルーベリーは、枝を切っても新しい枝を伸ばすか分岐して枝を増やします。
実が終わった枝を切り戻す(2/3から1/2程度に枝を短く剪定する)ことで新しい枝を伸ばし、来年も実が着く様に管理します。
うまくいけば分岐して実が採れる量が倍になります。
また、徒長した枝(その他の枝と比較して大きく伸びた枝)や入り組んだ枝を剪定することで樹形をコンパクトにし、木を管理しやすくします。
ブルーベリー(特にラビットアイ系統)は樹勢が強いものが多く、そのままにしておくとあちこちから枝が生えてくるので、生長するにつれて管理がしづらくなります。
その状態を放置すると、徒長枝だけ伸びて他の枝に養分が回らなかったり、枝の入り組んだ箇所に害虫が巣をつくったり、良いことがありません。
そのため、徒長枝や入り組んだ枝を抜いてあげることで、木の生長をサポートしてあげます。
詳しい剪定のやり方は、こちらをご覧ください。
減少したマルチング材の補充と消耗した木を回復させるお礼肥(8月)
春にマルチング材を敷きましたが、梅雨の大雨や日々の水やりでマルチング材が流出してしまっています。
用土の乾燥を防止するために敷いているので、真夏には必須です。
減ったら補充してあげましょう。
マルチング材は、春に使ったものと同じで構いません。
同時に追肥も行います。
追肥する目的は、実を着けるために使用した養分を補うためです。
今年は実を着けさせてはいませんが、剪定を行ったので新しい枝をしっかりと伸ばしてもらうために肥料をあげます。
初夏の追肥と同じく速効性のある肥料がおすすめです。
今年は市販のブルーベリー専用化成肥料を使用しました。
特に難しいことをしていませんが、こちらの記事が参考になります。
より大きな木にするための鉢増し作業とコガネムシの駆除(11月)
枯れる木はなく暑い時期を何とか乗り越えることができました。
毎日の水やりとマルチングを忘れなければ大丈夫です。
昨年苗木を買ってから1年経ちますが、かなり大きくなった木もあります。
もっと木を大きくするためには鉢増しが必要です。
鉢栽培の場合、鉢を大きくすれば木も大きく育ちます。
夏の間に育った木を、一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。
鉢増し作業に必要なのは、少し大きめの鉢と用土です。
鉢はもともと8から9号の菊鉢を使用していました。
今回は10号の菊鉢に替えてあげます。
菊鉢を使う理由は、もともと家にあったことと、10号菊鉢でも500円程度というコスパの良さです。
ブルーベリーの用土には、鹿沼土とピートモスをブレンドしたものを使います。
鹿沼土はその辺のホームセンターで調達できるもので構いません。
ピートモスも大体どこのホームセンターでも入手出来ますが、たくさん使うので大容量パックを用意しました。
もともとの鉢から取り出すと、根がびっしりと張っていました。
今年1年でかなり根も生長しているようです。
根が張っていますが、一部を切り落とし、しっかりと根をほぐしてあげましょう。
こうすることで、来年はもっと根が張って木が大きく育ちます。
この作業のときに確認してもらいたいのが、コガネムシの存在です。
マルチング材に使用していたバークたい肥の中から、コガネムシの幼虫が大量に出てきました。
鉢の上の方や側面の土をしっかりとほぐすと、出てくる出てくる。
冬の間はおとなしくしていますが、春になると元気になって根を食い散らかします。
根がダメになり最終的には木が枯れてしまうので、もし発見したら捕まえてサヨナラしてあげましょう。
今年は1部の鉢だけで済みましたが、来年はしっかりと対策をしてないといけません。
用土のブレンドや鉢増し作業の手順についてはこの記事をご覧ください。
まとめ:ブルーベリー栽培はポイントを押されば枯れない
今回は、今年のブルーベリー栽培の作業をまとめました😀
ブルーベリーを栽培するポイントを4つに絞って、作業した順に紹介してます。
4つのポイントは次の通りです。
- 施肥
- マルチング
- 剪定
- 鉢替え
4つのポイントを抑えるため、
- 寒肥とマルチング(3月)
- 初夏の追肥(5月)
- 夏剪定(7月)
- マルチング材の補充とお礼肥(8月)
- 鉢増し(11月)
の5つの作業を年間で行いました。
来年の結実に向けて今年の作業を振り返りましたが、言うほど作業が多いわけではありませんでした。
結構いろいろやったつもりなんですが。。。😅
振り返ると挿し木したり、土壌酸度を測ったりと脱線していることも多かったですし。
その点では、ブルーベリーは必要な作業が少なく育てやすい植物だと言えます。
栽培初心者でも、1本も枯らさずに2年間栽培できているのが良い証拠です。
そして来年はいよいよ結実させます。
昨年購入してから1年待ちました。
どのくらい実が採れるでしょうか?
花芽が着いている枝を見る限り、期待できる木とそうでない木はありますが、あまり欲張らずに木の生長と結実を両立できる、バランスを取った栽培を目指します。
このブログの運営も今年からです。
自分の実体験や学んだことを共有して誰かの目に留まり、参考になることを心がけで運営しているつもりです。
タイトルに反して、さつまいも関連の記事の方が読まれていますが。。。
いつかブルーベリー関連の記事も、誰かの役に立つように書き溜めます。
誰かの目に留まって、1人でもいいので問題解決の決め手になれば幸いです。
それでは皆さんもブルーベリー栽培を楽しんでください👋
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