ご覧いただきありがとうございます🍇
前回は葉っぱが黄色っぽくなるクロロシスという症状が発生した原因を調べました。
前回の記事はこちらからご覧ください🙇♂️
今回は
- 土壌pHを測定できる資材の選定
- アースチェック液を用いた土壌pHの測定
を実施して、クロロシスの発生原因一つと考える土壌pHを調べます。
土壌pHを測ったことがない人の参考になれば嬉しいです。
※土壌酸度測定に関する記事を更新しました。こちらもご覧ください🙇♂️
ブルーベリーの土壌pHはしっかり確認(戒め)
ブルーベリーの土壌pHを確認できる資材
前回のリサーチで特定の養分が足りないだけではなく、土壌pHが高い(アルカリ性に傾いている)場合、特定の養分の吸収を抑制しクロロシスが発生していることが分かりました。
ただ、実際に土壌pHは確認したことがないので確認してみましょう。
土壌pHの測定方法は
用土に直接”測定器”を使用して数値として測定するタイプ
用土に水を混ぜて上澄みの水に”薬液”を混ぜてその色調でpHを判断するタイプ
に大きく2タイプありますが、今回は薬液タイプを使用して測定します。
今回は、”薬液”で測定するタイプにしました。
選んだ理由は”なんとなく”です(笑)
完全に偏見ですが、測定器タイプは製品によって精度にばらつきがありそうで、用土以外の影響も受けてしまいそうな気がしたこと。
薬液タイプは理科の実験みたいで、なんだか楽しそうだったからです🧪
測定器タイプと薬液タイプの測定値の違いは一度調べてみましょう。
アースチェック液での土壌pHの測定方法
まずは鉢から用土を拝借します。
用土は過去の記事とおりピートモスと鹿沼土が1:1でブレンドされています。
また、マルチング材にはバークたい肥を使用しています。
それぞれの過去記事はこちら👇
用土・マルチング材のみだけでは結果が偏る可能性があるので、両方から同量程度拝借します。
用土の量の倍量程度の水道水を加えて、しっかり混ぜましょう。
混ぜたら用土が沈むまで少し置いておきます。ちょっとわかりづらいですが、沈んでいます。
上澄みを付属の容器の3mmまでスポイトで移します。スポイトはダイソーなど100均の文具コーナーで買えます。
アースチェック液を3滴垂らし、付属のキャップでフタをしてよく振ってください。
まさかの土壌pH測定結果
特に説明書には待ち時間の説明はなかったので結果すぐ出るものと考えますが、まさかの結果が。
”弱酸性”といった感じでしょうか。酸性というほど酸性かな?
ラビットアイ系統は土壌pHの数値で、pH4.2~5.3ぐらいの強酸性から弱酸性が適しているとのことです。
用土の上澄みのにごり具合もありますが、付属の比色表と比較して5.0~6.0ぐらいの範囲ではないかと自分には見えます。
土壌pHの測定結果を踏まえて
ブルーベリーの好む土壌pHから大きく外れてはいませんが、土壌pHはやや高めといった結果が出ました。
もとは、クロロシスの発生要因の一つとして土壌pHが適切かどうか測りましたが、結果を踏まえて土壌pHを少し酸性に傾ける必要があると考えました。
土壌pHを酸性に傾ける方法として、露地栽培の場合は植え付け6か月以上前に硫黄を撒いておく方法があるそうですが、現在進行形の問題なので、この方法は使えません。
おとなしく資材の力を借りましょう。
ブルーベリーが元気に成長してくれるのが一番なので。。。
まとめ
クロロシスの発生要因の一つである、土壌pHを測りました。
測定する資材は、測定器タイプと薬液タイプの2つのタイプがあります。
今回は薬液タイプのアースチェック液を使用して土壌pHを測りました。
測定の結果、ブルーベリーが好む土壌pHよりやや高めといった結果が出ました。
土壌pHをより酸性に傾けるためには露地栽培では硫黄を使いますが、6か月以上前に準備が必要なため今回は使用できません。
土壌pHを酸性に傾ける資材を使用して対処します。
ピートモス・鹿沼土・油かすなど土壌を酸性に傾けるため意識してきたつもりですが意外な測定結果が出たため驚いています😓
鉢栽培なので外部の環境は限られるので、雨の影響、水の影響、その他予想していない影響があり、土壌pHを高めているのではないかと考えます。
また、自分の測定の精度にも自信がないので他の土壌pHの測定方法も併せて実施してみるのも良いかもしれません。
ただ、あまりのんびりやっているとブルーベリーがかわいそうなので、まずは対処をしっかりと行い、他のリサーチも進めます。
それでは皆さんもおいしいブルーベリー作りを楽しんでください👋
コメント